跡取りドクターの長い恋煩い
 「すごい……肌触りはビロードみたいなのに中は硬いんだ。不思議な触り心地……」

 何度も竿を撫でたかと思うと、今度は頭の部分を触ってきた。

 「んっ……」

 声を出さないなんて無理っ!
 そこはダメだ! か、感じすぎるっ!

 「宗司くん、なんか透明なものが出てる……」

 「……! そ、それは…………ハァ……」

 「……こうしたら、気持ちいい?」

 「うっ…………笑美里っ!」

 竿を優しく握って上下するように撫でる笑美里。こんなことをされては俺の方が先にイかされてしまう!

 「キャッ」
 起き上がって笑美里を押し倒してしまった。
 
 「ごめん! もう限界!
 ……好きな人に触られたら感じすぎるんだ。
 笑美里、挿れていい?
 なるべく痛くないように、ゆっくり優しくするから。だから――」

 「宗司くん…………うん、いいよ」


 ◇◇
 
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