心霊現象 研究同好会


「部活で遠征に行くのなら学校の責任の(もと)での活動だけど、ウチはそれに当てはまらない。 だから何かあった時に困らないよう、念の為に情報を共有しておきたいんだ」

「あ、そっか……。 心霊スポットに行くのって、結局は自己責任ってことになっちゃいますもんね」

「そういうこと。 それに、泊まりがけの時に利用する旅館やホテルって、未成年だと親の同意書が必須なんだ。 パパーッと自分で書いちゃうっていうのも、正直 出来なくはないけど……それで問題が起きてしまったら、やっぱり色々大変になっちゃうでしょ? だから、しっかりと親御さんと話して ちゃんと入会を許可してもらいたいんだ」

「……わかりました」



親と話す…か。

お父さんとお母さんは、私が「心霊現象 研究同好会に入る」なんて言ったら、どう思うだろう?

反対するのかな?

それとも、いいよって言ってくれる?


……「私の体質を受け入れてくれる人たちだよ」って伝えれば、賛成してくれると思う。

でも、「活動内容は心霊スポットに行くこと」って言ったら、全力で反対されそう……。


とりあえず……まずは一緒に住んでるおじいちゃんとおばあちゃんに話をしよう。

その時点で「ダメだ」って言われるかもしれないけれど、お父さんお母さんよりは話しやすいし……。



「あの……私は入会する気満々ですが、親に反対されて無理になっちゃったらごめんなさい……」

「あーそんなに深刻にならなくて大丈夫だよ。 自分の力じゃどうにも出来ないことっていうのは誰にでもあるから。 それに、入会が無理になったとしても俺たちとの繋がりが切れるわけじゃないしね」


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