心霊現象 研究同好会
……写真を撮ってた時の子供っぽい顔ではなく、今はちゃんと…先輩としての落ち着いた笑みを浮かべている。
その時に、梨乃先輩もウンウンと頷いて微笑んだ。
「他の部活とか同好会に入ったとしても、もう私たちは仲間だよ。 連絡先も交換したし、何かあった時は連携してやっていこ。 ねっ?」
「……はいっ、ありがとうございますっ」
「あ、そういえば神代くんは来るの遅かったから まだ連絡先の交換はしてないよねっ? ほらほら、帰る前に交換しときなー」
と梨乃先輩に促されるがまま、神代先輩とも連絡先の交換をしていく。
──……それが終わったあと。
桜井先輩と梨乃先輩はさっきの写真の確認作業をするために空き教室に残り、私と神代先輩は一緒に学校を出た。
………
……
…
「諏訪さんの家って どのへんなの?」
「あ、実はすぐ近くで……ほら、あの赤茶色の屋根の家です」
「あれ? そうなんだ? あぁなるほど、じゃあ「孫」っていうのは諏訪さんのことか」
「え?」
「笹倉 直樹さん。 って、諏訪さんのおじいさんの名前でしょ? で、おばあさんは恵美子さん。 「孫」の話は二人から聞いてるよ」
……笹倉は母方の祖父母の名前だ。
つまり、私が今 一緒に住んでる祖父母の名前……。
おじいちゃんは直樹で、おばあちゃんは恵美子。 それも間違いない。
神代先輩は私の祖父母を知っていて……二人から「孫」の話も聞いている……?
「……笹倉は間違いなく私の祖父母のことです。 けど、先輩は祖父母とどういう関係ですか……?」
「あー、俺のことは聞いてない? いや、聞いてたら同好会で挨拶した時点で反応するか。 えーっと、簡単に言うと俺は「ご近所さん」ってやつなんだよね」
「ご近所さん……って、すぐ近所に住んでるんですかっ……!?」
「うん、徒歩一分くらいのところだよ」