独占愛~冷酷御曹司の甘い誘惑
「瑛さんと日菜子の年齢差は六歳ですし、一度ふたりで過ごしてみたらいかがかしら? ご当主には私からご説明しますわ。近々伺うつもりでしたのよ」
口元だけ笑っている母親の隣で、娘も嬉しそうにはにかんでいる。
ふわりと緩く巻いた髪と華奢な体つきに、庇護欲をそそられる男性はきっと多いだろう。
「私が選んだ花嫁は彩萌です。何度も言わせないでいただきたい。あなたの娘にはまったく興味がありません。急いでいるので失礼します」
「なっ……!」
あまりに強い拒絶に、時芝母娘が目を見開く。
「いくら本家の跡取りとはいえ、年長者の助言は聞くべきですよ! 里帆さんならまだしも、分家の末端の人間が本家に嫁ぐなんて愚行は到底認められません!」
「本家当主の意見はきちんと聞いております。では」
顔を真っ赤にして言い募る時芝さんに、すげなく告げる。
腰に回した手を背中に動かした瑛さんが、私を促す。
「あの、瑛さん……」
「不愉快な思いをさせて、悪かった」
首を横に振ると、彼が眉根を寄せる。
口元だけ笑っている母親の隣で、娘も嬉しそうにはにかんでいる。
ふわりと緩く巻いた髪と華奢な体つきに、庇護欲をそそられる男性はきっと多いだろう。
「私が選んだ花嫁は彩萌です。何度も言わせないでいただきたい。あなたの娘にはまったく興味がありません。急いでいるので失礼します」
「なっ……!」
あまりに強い拒絶に、時芝母娘が目を見開く。
「いくら本家の跡取りとはいえ、年長者の助言は聞くべきですよ! 里帆さんならまだしも、分家の末端の人間が本家に嫁ぐなんて愚行は到底認められません!」
「本家当主の意見はきちんと聞いております。では」
顔を真っ赤にして言い募る時芝さんに、すげなく告げる。
腰に回した手を背中に動かした瑛さんが、私を促す。
「あの、瑛さん……」
「不愉快な思いをさせて、悪かった」
首を横に振ると、彼が眉根を寄せる。