成瀬課長はヒミツにしたい
成瀬は取り繕うように一度咳ばらいをすると、卓也に向き直った。
「それともう一つ……別件で話があるんだが」
成瀬はそう言いながら、あの設計図を鞄から取り出し、そっと机の上に広げた。
そしてついさっき、常務から聞いた話を卓也に伝える。
「試作品でもいい。この設計図の玩具を、創立記念イベントまでに、形にしてもらう事は出来ないだろうか?」
卓也は顎に手を当てながらじっと話を聞いていたが、設計図を手に取るとしばらく動かなくなる。
イベント開催までは、あと半月ほどしか余裕がない。
真理子は祈るような気持ちで、卓也の顔を見つめていた。
「うーん……」
卓也の唸り声が聞こえる。
「結論から言うと、できなくはないです。王冠の応用でいけばいいので。問題は時間ですね……」
「時間?」
「今一件、別の会社の依頼を抱えてるんですよ。その製造に人員を割いてて、それがなければ余裕もあるんですが……」
「それともう一つ……別件で話があるんだが」
成瀬はそう言いながら、あの設計図を鞄から取り出し、そっと机の上に広げた。
そしてついさっき、常務から聞いた話を卓也に伝える。
「試作品でもいい。この設計図の玩具を、創立記念イベントまでに、形にしてもらう事は出来ないだろうか?」
卓也は顎に手を当てながらじっと話を聞いていたが、設計図を手に取るとしばらく動かなくなる。
イベント開催までは、あと半月ほどしか余裕がない。
真理子は祈るような気持ちで、卓也の顔を見つめていた。
「うーん……」
卓也の唸り声が聞こえる。
「結論から言うと、できなくはないです。王冠の応用でいけばいいので。問題は時間ですね……」
「時間?」
「今一件、別の会社の依頼を抱えてるんですよ。その製造に人員を割いてて、それがなければ余裕もあるんですが……」