間違ってる?間違ってない?
10. 違和感
🙇申し訳ありません。
 告白した日(入籍、結婚式)を変更
 させて頂きます。
 4月ですと矛盾してますよね
         Mamo🙇🙇



大和が帰ってから
父も母も何も語らなかった。

何か違和感があったからだ。

そう、大和は
誕生日を幼馴染で元妻と
両家族でやることに
何も思っていない。


確かに······

勝手にお祝いの料理を作り
勝手に二人でお祝いをするものだと
思っていたが······

今、27歳の私
大和は、31歳

私は、
沢山いる人の中から出会えた奇跡を
記念して
彼が告白をしてくれた日に
結婚式を挙げ入籍をした。
その日は、❛ 7月8日 ❜
幸いに土曜日だった。


今回の事で
大和は、
誕生日を私と過ごすかもしれない。

だけど、嫌嫌、私と要られても
嫌だし
だからと言って
❛ はい、どうぞ、どうぞ ❜ 
と、言えるほど寛容ではない。

まして、❛ 美穂 ❜と
呼び慣れた元嫁

何があったら
大和は、美穂さんのそばに
駆けつけるのではないか?
誕生日以外にも一緒に
と、言われたら?

こんな疑心暗鬼な気持ちで
共に暮らしていけるのだろうか?

優志が帰宅して
今日の話しを簡単にした。

大和は······
別に悪い事を?しているわけ
ではない。

ただ悪いとしたら
何も言わずに
行かれた事位だろか?
と、考えながら·····

「でも姉貴の中では、
 もう、大和さんを信じられない?」
「うん。離婚の理由をきいてなかった
事が大きいよね。
バカだったわ。
大和からそんな雰囲気感じてなかったし
付きあっている時
大和の誕生日は、過ごさなかったけど
翌日か週末には、プレゼントを渡していて
忙しいのだと、それしかなかった。

誕生日だけ、我慢すれば良いのかな?
でも、何かあったら
駆けつけるのでは?と、思うと。
どうして良いのか 分からなくて。」
と、言うと
父も母も優志も黙ってしまった。

月曜日に倉橋さんにも
話しをきいて貰うと
「うわぁ、びっくり。
甲斐係長って、変わってるわね。
正直、そんな方だとは
思ってなかった。元嫁と·····ね·····。
で、夏帆ちゃんは
どうするの?」
と、訊ねられて
「正直、どうして良いのか
分からなくて。」
と、答えると
「そうだよね。
しばらく様子をみるの?」
と、心配そうに訊ねてくれる倉橋さんに
「今、どうしても、
  帰る気に、ならなくて。」
と、言うと
「中々、難しいね。」
と、倉橋さんも考え込んでしまった。
「すみません。こんな話しで。」
と、私自身も良くわかってないのに
と、思っていると
「何を言ってるの。
話して少しでも楽になるなら
いつでもきくからね。」
と、言って貰えた。
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