推しが現実世界に?!  ーバレンタインに告白を
6回もやったのに全部負けてる私。


「…お願いはなんですか?私のできる範囲で…」

「うん。それはもちろん。また、一緒にこのゲームしよ?」


「それだけでいいの?」

碧くんが言ったお願いはゲームをまた一緒にやってだった。

本当にそんなんでいいの?


て、すごい思う。


「うん。それでいいの。楽しかったし、」


と、私の頭を撫でる碧くん。


「ふふふっ、私碧くんに頭撫でられるの好きー!」

なんて、思わず口から出た。


「…へっ、」

そんな間抜けな声を出したのは私ではなく、碧くん。


碧くんは顔を真っ赤にしていた。


そして、自分の手で顔を隠してた。


「こっち見ないで…」

なんて、言うからこっちも赤くなっちゃう…
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