チョコレートが好きな君
「っ待って!」

慌ててチョコ…というより愛夢の手を掴む。

友チョコ…?

嘘だろ。こんなに顔赤くして?

「それ、友チョコなの…?
俺は…愛夢の事が好きなのに。」

思わず、言葉が飛び出してしまった。

言ってから、やってしまったと後悔する。

どうすんだよ、これで本当に友チョコとかだったら…。

しかし、そんな俺の心配は無用だったようで、愛夢は目に涙を溜めながらもとても嬉しそうに笑っていた。

頭の中が、可愛いで埋め尽くされる。
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