エリート御曹司は極秘出産した清純ママを一途な愛で逃がさない
清都さんは私が買い物している間、後部座席で光太の隣に座り、ずっと見守っていてくれたようだ。私と入れ替わりで運転席に戻った。
「待っている間、ずっと寝ていたよ」
「ありがとうございました。助かりました」
寝息を立てる光太を見ながら、私は清都さんに感謝する。
ひとりだったらお迎えから受診、買い物まで、こんなにスムーズにいかなかった。
「お礼なんていいんだよ。当然のことをしただけだ」
運転しながら、清都さんがルームミラー越しにやわらかく微笑む。
「これからはもっと頼ってほしい」
その穏やかな目が、私の知っている清都さんのもので、胸がきゅんとすくんだ。
「はい……」
ときめいてる場合じゃないのに……。ホッとしたのもあって、なんだか無性にうれしくて、素直にうなずいてしまった。
「あの客は、今日も店に来た?」
唐突に話が変わり、私はワンテンポ遅れて首を傾げる。
「あの客って、沢田さんですか?」
清都さんが知っている"店に来た客"と言えば沢田さんしかいないよね。
聞き返すと、清都さんはとたんにムスッとした。
鏡越しでもわかるほどあからさまに、口をきつく結んで目を三角につり上げている。
「来てないです」
不機嫌そうなので、私は小声で報告した。
自分から聞いてきたのに……。わけがわからずに私はただ肩をすくめた。
実家まで送り届けてもらい、チャイルドシートから光太を降ろす。
「今日は本当にありがとうございました」
光太を抱きかかえ、運転席の窓を開けた清都さんにお礼を伝えた。
「ああ。熱が下がったらまた……」
言いかけた清都さんの目がピクリと微動する。私を通り越して、もっと遠くを凝視している。
私はとっさに背後を振り向いた。
「お母さん!」
ちょうど美容室から出て来た母が、私たちを見つめて近づいて来た。
ガラス張りの店内から外の様子が見えて、気になって出てきたようだった。
清都さんは颯爽と車を降りると、向き合った母に丁寧に辞儀をする。
「はじめまして、白鳥清都です。挨拶が遅れて申し訳ありません」
ビシッと上等なスーツを着こなし、背が高く美しい顔立ちの清都さんが深々と頭を下げる様子には迫力があった。
「待っている間、ずっと寝ていたよ」
「ありがとうございました。助かりました」
寝息を立てる光太を見ながら、私は清都さんに感謝する。
ひとりだったらお迎えから受診、買い物まで、こんなにスムーズにいかなかった。
「お礼なんていいんだよ。当然のことをしただけだ」
運転しながら、清都さんがルームミラー越しにやわらかく微笑む。
「これからはもっと頼ってほしい」
その穏やかな目が、私の知っている清都さんのもので、胸がきゅんとすくんだ。
「はい……」
ときめいてる場合じゃないのに……。ホッとしたのもあって、なんだか無性にうれしくて、素直にうなずいてしまった。
「あの客は、今日も店に来た?」
唐突に話が変わり、私はワンテンポ遅れて首を傾げる。
「あの客って、沢田さんですか?」
清都さんが知っている"店に来た客"と言えば沢田さんしかいないよね。
聞き返すと、清都さんはとたんにムスッとした。
鏡越しでもわかるほどあからさまに、口をきつく結んで目を三角につり上げている。
「来てないです」
不機嫌そうなので、私は小声で報告した。
自分から聞いてきたのに……。わけがわからずに私はただ肩をすくめた。
実家まで送り届けてもらい、チャイルドシートから光太を降ろす。
「今日は本当にありがとうございました」
光太を抱きかかえ、運転席の窓を開けた清都さんにお礼を伝えた。
「ああ。熱が下がったらまた……」
言いかけた清都さんの目がピクリと微動する。私を通り越して、もっと遠くを凝視している。
私はとっさに背後を振り向いた。
「お母さん!」
ちょうど美容室から出て来た母が、私たちを見つめて近づいて来た。
ガラス張りの店内から外の様子が見えて、気になって出てきたようだった。
清都さんは颯爽と車を降りると、向き合った母に丁寧に辞儀をする。
「はじめまして、白鳥清都です。挨拶が遅れて申し訳ありません」
ビシッと上等なスーツを着こなし、背が高く美しい顔立ちの清都さんが深々と頭を下げる様子には迫力があった。