月下の逢瀬
「勝手なんだから。
じゃあ、これで失礼します」


「あ……うん。じゃ」


にこりと笑って、会釈をする琴乃ちゃんに頭を下げた。


「それでは失礼致します」


笹野さんが軽く頭を下げて。

二人は並んで足早に去って行った。
その背中を見送る。
花束を抱えた琴乃ちゃんは、玲奈さんの病室には寄らなかった。



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