愛よりもお金が大事。
「あのさ、今日の代金、週明けでいい?」
店から出て、横を歩く冬野にそう声を掛けた。
ここのATMを使うよりも、月曜日の朝、銀行のATMで下ろす方が手数料が掛からなくてすむから。
「え、なにが?」
冬野は少し驚いたように足を止めて私を見るから、私も同じように足を止めた。
「ほら?私が負けたから、今夜の食事代を私が払う約束だったでしょ?」
「そんな約束したっけ?」
そう言われ、そんな約束はしてないかな?と思う。
今夜、夕飯に誘われただけで。
「え、じゃあ、今夜は奢ってくれたの?!」
「ん、ああ。
ほら?社長賞で金一封出たから」
そう得意気にニヤリと笑っている。
「確かに、私との勝負がなかったら、冬野は社長賞貰える程の売り上げは無かったかもしれないもんね」
なら、今夜はご馳走になっていいのかな?
いや、でも、こんな高額な食事代を奢って貰うのは悪いよな。
「夏村、今夜このホテルの部屋取ってる」
唐突に言われたその言葉に、一瞬、思考が止まる。
店から出て、横を歩く冬野にそう声を掛けた。
ここのATMを使うよりも、月曜日の朝、銀行のATMで下ろす方が手数料が掛からなくてすむから。
「え、なにが?」
冬野は少し驚いたように足を止めて私を見るから、私も同じように足を止めた。
「ほら?私が負けたから、今夜の食事代を私が払う約束だったでしょ?」
「そんな約束したっけ?」
そう言われ、そんな約束はしてないかな?と思う。
今夜、夕飯に誘われただけで。
「え、じゃあ、今夜は奢ってくれたの?!」
「ん、ああ。
ほら?社長賞で金一封出たから」
そう得意気にニヤリと笑っている。
「確かに、私との勝負がなかったら、冬野は社長賞貰える程の売り上げは無かったかもしれないもんね」
なら、今夜はご馳走になっていいのかな?
いや、でも、こんな高額な食事代を奢って貰うのは悪いよな。
「夏村、今夜このホテルの部屋取ってる」
唐突に言われたその言葉に、一瞬、思考が止まる。