愛よりもお金が大事。
そして、今度は私の母親に結婚の挨拶をする。
その場には、母親だけじゃなく、弟と妹の蓮と蘭も居る。


リビングのソファーで、母親と妹の蘭が私と冬野と向かい合うように座り。
弟の蓮だけが、少し離れてダイニングチェアに座っている。


「花梨ちゃんの彼氏、超イケメンじゃん!」


イケメン好きの蘭は、冬野を見てからとにかくテンションが高くて。


「花梨姉の彼氏って、確か商社マンだっけ?」


蓮は私の恋愛とかにあまり興味がないのか。
私が前の彼氏と別れた事もまだ知らなかったみたい。
 

「まさか、花梨がこんな素敵な男性を連れて来るなんて…」


お母さんは、冬野のイケメンな顔を見て、少しあがっている。
多分、私、母親、妹はその辺り似るのか、冬野の顔がとてもタイプだと思う。
そういえば、亡くなった父親も塩顔だった。


「花梨さんとはまだ交際を始めたばかりなのですが、僕としては結婚を考えてまして。
籍だけでも、近いうちに入れたいと思ってます。
お母様に、結婚のお許しを頂こうと、本日こちらに参りました」


「はい。それは、花梨がそうしたいならば、私は賛成です」


うちの母親は、私と冬野の結婚に反対はしないだろうとは思っていたけど。
話を切り出している冬野じゃない私迄、先程から緊張してしまう。


そこからは、今後の具体的な話になり。


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