あくまくんが愛してやまない。


お化け屋敷はキャッチフレーズのとおり、かなり怖かった。


お化けが脅かしてくるたびにとなりにいる恭平くんに泣きつき、叫びまくった。


これだから行きたくないって言ったのに……、と泣きそうだったけれど、恭平くんが嬉しそうだから許してあげようと思う。





それから、メリーゴーランドやバイキングなどを楽しみ、気づけば空が暗くなっていた。


恭平くんといる時間もあと少しか、と耽っていたら、彼は目を細めてわたしに言う。




「女の子って、観覧車好きでしょ」


「うん……! 好き」



「ん、じゃあ、せっかくだし最後に乗ろっか」


「うん!」


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