剛腕御曹司は飽くなき溺愛で傷心令嬢のすべてを満たす~甘くとろける熱愛婚~
義母と義妹に水沢家と会社を奪われないためにも一日でも早く弟に元気になってもらいたい……そう願っていたある日、父に『来月うちの子会社の社長の息子と結婚しろ』と命じられた。恐らく、私を体よく家から追い出すつもりなのだろう。
私が断ると、父は条件を出してきた。『お前が結婚してうちを出るなら、翔に私の跡を継がせる』と。
それを聞けば、父に従うしかない。『その約束必ず守ってくださいね』と父に念を押して、私は結婚することにした。
だが、愛してもいない人に嫁ぐのだから、頭では理解していても心は重い。弟の将来のため……そう何度も言い聞かせて今日という日を迎えた。
暗い気持ちで式が始まるのを待っていたが、開始時刻の午後七時を過ぎてもまだ始まらない。
今回の結婚式に関して、私の意見はひとつも聞き入れられなかった。いや、そもそも聞かれなかったという方が正しい。
私が断ると、父は条件を出してきた。『お前が結婚してうちを出るなら、翔に私の跡を継がせる』と。
それを聞けば、父に従うしかない。『その約束必ず守ってくださいね』と父に念を押して、私は結婚することにした。
だが、愛してもいない人に嫁ぐのだから、頭では理解していても心は重い。弟の将来のため……そう何度も言い聞かせて今日という日を迎えた。
暗い気持ちで式が始まるのを待っていたが、開始時刻の午後七時を過ぎてもまだ始まらない。
今回の結婚式に関して、私の意見はひとつも聞き入れられなかった。いや、そもそも聞かれなかったという方が正しい。