地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて
……当たり前かもしれないけど、距離が近い。
こんなに男の子に囲まれたことないから……
こ、怖いかも。
その怖さを紛らわすためにも、もう1つ質問してみた。
「あ、あの、もう1つ。き、昨日は私のこと名前で呼んでいませんでした、よね?なのに、どうして急に……」
「結々は僕達の仲間になったからだよ」
な、仲間……?
言葉の意味が分からなかった。
「あ、あの、それってどういうことですか?」
「そのまんまの意味」
真顔で返されて困ってしまう。
そのまんまってことは……私、不良の仲間ってことなのかな?
そ、それなら、お断りしたいけど……
「そうだ、宣言しとくか」
そんなことを考えていると、何やら紫堂さんが呟いて立ち上がった。
「今日からこいつは俺達の姫だ」
私の肩をぎゅっと抱いて、そう宣言した。
堂々とした顔の紫堂さんとは反対に、私の顔は青ざめる。