先生の愛が激重すぎる件
佐藤さんにパニック障害があろうがなかろうか、私的なことで感情的になって言い合になるなんて看護師として、プロとしてあってはならないことだ。
「どうして明日美が謝るんだよ」
先生は飲んでいたコーヒーカップをテーブルに置くと、私の隣に座った。
「私のせいだから。仕事を忘れて佐藤さんに張り合ったりしたから……彼女が発作を起こしてしまった」
「違う。明日美のせいじゃない。いい加減自分を責めるのは辞めてくれ。でないと俺も辛い」
先生は私を抱きしめるとその腕に力を込める。
「正臣……好き」
耳元でそうささやくと、先生はびくりと体を震わせた。
「おい明日美? 突然どうしたんだよ」
突然だと思われるのは仕方のないことなのかもしれない。私もまだ戸惑っているのだから。
「好きみたいなの」
佐藤さんに嫉妬してこの気持ちに確信を持ったし、もっと深めていきたいと思った。だから先生の全部が欲しくなった。
「あのな、明日美。そういうこというと押し倒すぞ」
「いいよ」
「そっか、じゃあ遠慮なく」
抱きしめていた腕をほどくと、先生は私を抱き上げた。
「きゃあ、なに?」
体がふわりと宙に浮き、私は先生の首に腕を回してしがみつく。
「怖い」
「大丈夫だよ。ベッドへ行こうか、明日美」
軽々と私を運んで、ベッドルームへ移動する。薄暗い部屋。キングサイズのベッドの中心へ私を降ろした。
シーツのひやりとした感触が全身を包み込む。私は反射的に身を固くした。
「どうした? 今日は止めてこうか?」
私の上に覆いかぶさった先生は私の顔をじっと見つめる。
「ううん、平気。……でも少し緊張してる」
同棲を始めてひと月が経って、好きを自覚してこうしてベッドで抱き合うということがこんなにもドキドキするものだなんて知らなかった。
「俺もだよ」
「?つき」そう言いかけた時、先生の唇が重なった。
普段よりも熱を感じる。少し離れて、角度を変えてまた重ねられた。息をするタイミングがわからなくて私は先生の胸元を軽く押す。唇が離れ、金魚みたいに口を開けた。余裕の笑みを向けられて、緊張しているなんて嘘じゃないかと改めて思う。
「もっと優しくして」
「悪い、気を付ける」
先生は私の髪を撫でながら頬や耳、首筋に唇を這わせていく。
「どうして明日美が謝るんだよ」
先生は飲んでいたコーヒーカップをテーブルに置くと、私の隣に座った。
「私のせいだから。仕事を忘れて佐藤さんに張り合ったりしたから……彼女が発作を起こしてしまった」
「違う。明日美のせいじゃない。いい加減自分を責めるのは辞めてくれ。でないと俺も辛い」
先生は私を抱きしめるとその腕に力を込める。
「正臣……好き」
耳元でそうささやくと、先生はびくりと体を震わせた。
「おい明日美? 突然どうしたんだよ」
突然だと思われるのは仕方のないことなのかもしれない。私もまだ戸惑っているのだから。
「好きみたいなの」
佐藤さんに嫉妬してこの気持ちに確信を持ったし、もっと深めていきたいと思った。だから先生の全部が欲しくなった。
「あのな、明日美。そういうこというと押し倒すぞ」
「いいよ」
「そっか、じゃあ遠慮なく」
抱きしめていた腕をほどくと、先生は私を抱き上げた。
「きゃあ、なに?」
体がふわりと宙に浮き、私は先生の首に腕を回してしがみつく。
「怖い」
「大丈夫だよ。ベッドへ行こうか、明日美」
軽々と私を運んで、ベッドルームへ移動する。薄暗い部屋。キングサイズのベッドの中心へ私を降ろした。
シーツのひやりとした感触が全身を包み込む。私は反射的に身を固くした。
「どうした? 今日は止めてこうか?」
私の上に覆いかぶさった先生は私の顔をじっと見つめる。
「ううん、平気。……でも少し緊張してる」
同棲を始めてひと月が経って、好きを自覚してこうしてベッドで抱き合うということがこんなにもドキドキするものだなんて知らなかった。
「俺もだよ」
「?つき」そう言いかけた時、先生の唇が重なった。
普段よりも熱を感じる。少し離れて、角度を変えてまた重ねられた。息をするタイミングがわからなくて私は先生の胸元を軽く押す。唇が離れ、金魚みたいに口を開けた。余裕の笑みを向けられて、緊張しているなんて嘘じゃないかと改めて思う。
「もっと優しくして」
「悪い、気を付ける」
先生は私の髪を撫でながら頬や耳、首筋に唇を這わせていく。