サイコな機長の偏愛生活(加筆修正中)
郁さんの心が落ち着くまでの時間は、どのくらいかかるだろうか?
一週間?
半月?
一ヶ月?
その間、私は何もせずに待つしか出来ないの?
彼のために、私ができる事があるだろうか?
これまで彼が私のためにしてくれていたように、私も彼のために何でもしたい。
それをしても、傷つけてしまったことへの罪滅ぼしにはならない事くらい分かってる。
けれど、しないよりは少しでもした方が、後悔するとしても小さく留めれる気がして。
部屋の灯りを付けておいてくれた彼。
毎月のように職場に差し入れしてくれた彼。
料理途中で放棄しても文句も言わない彼。
お洒落に疎くて地味な服装でも気にしない彼。
指輪を嵌めてなくても理解してくれる彼。
挙げたらキリがない。
次から次へと出て来る。
仕事は必死に努力して来た自信があるけど。
彼との関係を同じように努力した記憶がない。
改めて、自分の不甲斐なさに気付かされる。
あまりにもポンコツ過ぎて、辟易した。
彼が支えてくれたから、准教授の内定も貰えたようなものだ。
でなければ、仕事に専念出来なかったもの。
馬鹿だ。
大馬鹿者だ。
本当に救いようがない。
やり甲斐があるかないかではなくて、常に彼との生活を最優先にしよう。
もしかしたら、残り僅かな時間しか残されていないかもしれないけれど。
だからそこ、全力で彼に愛を捧げよう。
こんなにも愛で満たしてくれる人はもう現れないと思うから。
そうと決まれば、一秒でも無駄には出来ない。
すぐさま彼のお義母様に連絡を入れた。