サイコな機長の偏愛生活(加筆修正中)
少し早めに退社した俺は、帰宅途中で彼女と食事を済ませた。
一分でも彼女とゆっくり過ごすために。
帰宅して、一番最初に浴槽に湯を張る。
午前中に執刀したのかは分からないが、勤務日は帰宅と同時に浴室へ向かう彼女だからだ。
「先に入っていいぞ」
ネクタイを緩めながらキッチンにいる彼女に声を掛ける。
帰宅途中でスーパーに寄り、食材を買って来たからだ。
これからまた二人で生活するとあって、冷蔵庫に次々と収められる食材の数々。
慌ただしく仕舞い終わった彼女が、リビングにいる俺に抱きついて来た。
十一月上旬ということもあって、エアコンを入れないと室内が肌寒い。
加湿器もリモコンでスイッチを入れた、次の瞬間。
「一緒に……入りませんかっ?」
「……いいのか?」
酔いも眠気もなく、疲労困憊というほどダウンしてる感じでもないのに。
彩葉が珍しく甘えて来た。
この一週間のことがあったからなんだろうけど。
やっぱり、こうして甘えられたら断る理由がない。
小さく頷く彼女は、恥ずかしそうに俺の胸に顔を埋めた。
「彩葉の下着、俺が選んでもいいよな?」
拒否権はない。
この雰囲気の中、断れるもんなら断ってみろ。
再び、家出してやるぞ。
無言で頷く彼女の手を掴み、寝室へと向かう。
二十畳ほどあるウォークインクローゼットは俺らの衣装部屋になっていて、彼女のチェストから色気のあるベビードールを取り出す。
「どうせ脱がすから着てなくてもいいんだけど、脱がせるのも一興だから、これで頼むな」
「っ……、はいっ」
今回の一件は相当懲りたらしい。
恥ずかしさはあるにせよ、彩葉は従順に従う。