極上タラシオトコの本気を引き出す方法



何か話しをしようかとも思ったけれど、緊張からか全然話が出てこない。


でもそれに落ち着かないような時間ではなくて、

お互いに無言で音楽が流れてる今の状況も緊張してるのに、なぜかすごくしっくり来ているような気がして、居心地がいい気がして、この感じもいいなと思える。




もうこのままぼーっとしてるのもありだよね。そう思って私は窓の外を眺めた。




「よし、ついた。
ちょっと降りよっか」



広瀬先生がそう言って、車を停めたのは海沿いの道だった。

車を停めるだけなのに、私がちゃんと降りやすいスペースで、なおかつ車が来ても通れるスペースのちょうどいいところで、
こんな所にも気配り上手を発揮する広瀬先生にまたキュンとする。





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