極上タラシオトコの本気を引き出す方法
私がそう言うと、ネクタイを片手に私をもう一度ぎゅっと強く抱き締めた。
「捨てるわけないだろ。
大事に使うよ。ありがとう」
「喜んでもらえたなら本当によかったです」
残るものなんか迷惑だって言われちゃったらどうしようとずっとドキドキしてたから、やっとひと仕事終わった感覚でほっとする。
取り出していたネクタイを大事そうに箱にしまっているところを見ると、本当にこっちまで嬉しい。
「莉子、誕生日一緒に過ごしてくれてありがとな」
そんな言葉を私を愛おしそうに見つめて言うから、私は今度こそ勘違いしてしまいそうになる。
「先生、ズルい。
そんな顔で言われたら私、いつまで経っても離れられないじゃないですか」