極上タラシオトコの本気を引き出す方法
「それにこれからは莉子が用意してくれた夜ご飯のお店だろ?
めっちゃ楽しみ」
そう言って広瀬先生は運転を始めた。
なんか喜んでもらいたいって思ってるのに、なかなか広瀬先生に楽しんでもらうのって難しいなぁ。
動物のことはほんとに大失態すぎたなぁ。
なんて反省していると、流れていた洋楽が止まって『着信 : 葛城 美紀』とナビ画面に表示された。
誰だろう...。
忘れてた訳じゃないけど、広瀬先生は色んな女の人と会ってるんだったなと改めて実感する。
そりゃ。今日は誕生日なわけだし、色んな人から連絡来るよね...。
そう思い直しても、広瀬先生が全然応答する気がないから、
「出ないんですか...?」
と聞くと、「うん。」
と少し冷たい声で返ってきた。