極上タラシオトコの本気を引き出す方法
「ごめん。そうだよな。
莉子の優しさに甘えてたと思う。
俺ももうじきに結婚の話がまとまりそうだし、いいタイミングだと思うから。
莉子の気持ちを惑わすようなことはしない。
気付かせてくれてありがとう」
俺の考えが至らなかった所を反省して、もう莉子を振り回してしまうのはやめようと心の底から思えた。
助手席で眠る莉子を見ると、可愛くてまた決断が揺らぎそうになるけど、お互いのためだと思って、俺は腹を括った。
「その決断が今の莉子にとっていいのか、私には判断できないですけど。
どんな行動を取るにしても、莉子の気持ちは考えて欲しいです。
出しゃばりました。すみません。
莉子の部屋は303号室です。鍵はこれ。
送ってあげて下さい。私はこの辺でおります」