極上タラシオトコの本気を引き出す方法



俺の言葉はたぶん、莉子には伝わってないだろう。



でもそれでいい。


俺が最低のまま、距離をとって、来年からは職場も離れる。
きっと莉子には俺なんかよりも素敵な男がたくさん寄ってくるだろう。


不本意だし、考えただけで気が狂いそうになるけど、それでいい。


俺も莉子も、離れたほうがお互いの幸せのためだし、あぁそんな事もあったなっていつかは忘れていくんだから。



莉子の頬から手を離すと、莉子がまた涙を流した。



「やだ。

結婚しないで…。


都合いいままでいいから。
遊びでもいいから。
ずっと一緒にいたい…。





広瀬先生、だいすき…」





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