極上タラシオトコの本気を引き出す方法



湯船にザボンと浸かってとりあえず頭を冷やすことにした。




だけど、抑えても抑えても広瀬先生のことばかり考えてしまう。


そしてもしかして、まだ私と同じように完全に忘れられないんじゃないか。

なんなら、本当はまだ私に会いたいと思ってくれてるんじゃないかと馬鹿げた期待を膨らませてしまう。



そんな訳ないじゃない。婚前旅行に行くってことは、もう本当に結婚するんだから。

そう思っても、やっぱり私は期待を捨てきれなかった。




そして、どんどん思い出すのは、広瀬先生と見た景色、広瀬先生と話した会話、
そして、愛しそうに私を見つめる広瀬先生の表情だった。




お風呂からあがって、すぐに紗耶に連絡する。


もうきっと紗耶も呆れてしょうがないだろうなと思いながらも、1人で抱え込むには大きな問題すぎた。





< 272 / 309 >

この作品をシェア

pagetop