極上タラシオトコの本気を引き出す方法
結局ホテルを出たのは朝の9時。
タクシーを捕まえて莉子の家まで送った。
タクシーを降りてもペコペコと俺にお辞儀をしたあと、見えなくなるまで俺に向かって手を振ってくれた。
最後の最後まで莉子は可愛くて、こんな莉子を知って離してやれる訳がない。
これからこの関係性の終わりを考えると気が重くなる。
やっぱり手出すんじゃなかったかなとタクシーの中でまた後悔した。
はぁ〜。これからどうするかな。
そう考えていると、携帯の通知がなった。
『井口 恭平 : 今日ひま?サウナ行こーぜ』
ベストタイミングな親友からのメッセージに俺は『ぜひ』と返した。
たぶん、井口には怒られるだろうななんて思いながらも、ちょっと自慢したい気持ちも強く、莉子のことをサウナの話題にすることを決めた。