極上タラシオトコの本気を引き出す方法



結局ホテルを出たのは朝の9時。



タクシーを捕まえて莉子の家まで送った。


タクシーを降りてもペコペコと俺にお辞儀をしたあと、見えなくなるまで俺に向かって手を振ってくれた。


最後の最後まで莉子は可愛くて、こんな莉子を知って離してやれる訳がない。

これからこの関係性の終わりを考えると気が重くなる。


やっぱり手出すんじゃなかったかなとタクシーの中でまた後悔した。




はぁ〜。これからどうするかな。



そう考えていると、携帯の通知がなった。



『井口 恭平 : 今日ひま?サウナ行こーぜ』




ベストタイミングな親友からのメッセージに俺は『ぜひ』と返した。



たぶん、井口には怒られるだろうななんて思いながらも、ちょっと自慢したい気持ちも強く、莉子のことをサウナの話題にすることを決めた。




< 91 / 309 >

この作品をシェア

pagetop