極上タラシオトコの本気を引き出す方法
「は?俺、アホ面してねぇけど?」
「どう見てもしてるでしょ」
俺が本気で返してしまったのもあり、井口は珍しい俺の状況をめいっぱい楽しんでいるように見える。
「まぁでも少なくとも軽い女じゃないんだろうな、俺にデートの場所聞くくらいだし。
なんの職種?看護師?女医?それとも事務?検査科?」
グイグイと前のめりになって聞いてくる井口に「相手のプライベートも関係あるから教えられないな」と返すと、少し不服そうにまぁそうだなと言った。
「や〜、でもさ、俺もし誰でも選んでいいよって言われんなら、絶対オペ室の遠藤さんがいいな。
仕事も気配りも完璧にできるし、顔かわいいし、あの笑顔向けられたら男は全員堕ちるだろうな。
可愛い顔してんのに、スタイルめっちゃ女って感じだし、
いいなぁ。一晩だけでも一緒に過ごしたいわ。」
井口の言葉から突然莉子の話題が出てきたことに、俺は動揺を隠せない上に、
莉子のことをいやらしい目で見ていた事実も分かってちょっとイラつく。
それを親友が見逃すはずがなく、
「え?!広瀬のさっきまで話題だった相手って、もしかして、遠藤さんだった?
いや、遠藤さんじゃないよな?そんなこと絶対しないよな?
でもやっぱり広瀬のその反応、遠藤さん?」
と突っ込まれてしまった。