生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~
その容貌はまるで神か天使のようだった。

さくらは今まで生きてきた人生の中で、これほど美しい人を見たことはなかった。

その美しい男は、ひらりと舞い降りると、

「さくらさん、遅くなって大変申し訳ありません。私の名はミカエル。さぁ、私と一緒に逝きましょう。」

と、そう言ってさくらの前で跪く(ひざまづく)と手を差し出した。


『ああ、天使様が迎えに来てくれたのね!危うく死神に連れて逝かれるところだったわ。』


さくらはそう思い、差し出された手を掴もうと、手を伸ばしたかけた瞬間、目の前が真っ暗になった。


黒いマントの青年が自分のマントで、さくらを後ろから包み込んだのだ。


『え?なに?!』


さくらが、思った時には既に遅く、黒いマントの青年に連れ去られてしまっていた。



ほどなくして、目の前が明るくなった。

しかしさくらは、この一瞬で、先ほどとは全く違う場所に来たことに驚きを隠せずにいた。

もうあの美しいブロンドの男性ミカエルはどこにもいない。


「どういうことですか?!ここはどこですか?天国に行けそうだったのになぜ邪魔をしたんですか??」

さくらは黒いマントの青年に、まくし立てるように少し怒りながら質問をした。

しかし、青年は全く悪びれる様子もなく、

「助けてあげたんだよ!ほら、人は見かけによらないから。さっきの男の容姿に騙されて地獄に逝った人を

たくさん見て来たからね。」

と、自信満々に言った。

「はあ・・・。」

と、さくらは明らかに疑いの目でその青年を見つめながら、深いため息交じりの返事をした。

そして続けて、

「で、どうしてさっきの人から私を連れさったんですか?」

と聞いた。
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