君が生まれ変わっても
僕はその神社で、美咲ちゃんの為に【学業成就】の御守りを買って帰った。



学年テストは来月、今からテスト勉強をしておけば十分間に合うだろう。



翌日になって、勉強を始める前に僕は買って来た御守りを美咲ちゃんに渡した。



「これ、まぁ〜気休めにしかならないかもしれないけど」



「わぁ、御守り!カワイイ〜♪先生ありがとう!」


美咲ちゃんは、僕があげた御守りをバッグに括り付けると思い出した様に言った。


「御守りって言えば、わたしもお気に入りの御守り持っているんですよ」


そう言って、美咲ちゃんは僕にその御守りを見せてくれた。



「すごくカワイイんだけど、これ学業成就の御守りじゃ無いんですよね………」





信じられなかった!





この御守りがこの場所にある訳が無い。





何故なら、それは僕が詩織に買ってあげたあの御守りだから………







【限定の青色、安産祈願の御守り】



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