鎖に繋がれた月姫は自分だけに跪く竜騎士団長に焦がれてやまない
 ひたりと、ぐずぐずに濡れている蜜口の辺りに硬いものが押し付けられるのを感じた。慣らされていた入り口の部分を、何か熱くて大きなものが挿り込む。

「っ……んっ……キースっ……は……入って来る……」

 オデットが荒い息をつきつつ、涙目で見上げるとキースは眉を寄せて我慢している顔をしていた。

「そうだ……オデットの中は、狭くて締め付けが強い。気持ち良過ぎる。俺がこれから情けないことになっても、何も言うなよ。それだけ、俺がオデットの事が好きって事だから」

「……情けない……?」

 目を瞬いたオデットに、キースは苦笑した。

(私……本当に、何も知らない。キースは、面倒じゃないのかな……)

 繰り返される疑問に逐一優しく教えて行く作業は、自分だとしても面倒だと思ってしまうかもしれないとオデットは不安になってしまった。けれど、紫色の目にある自分へ向けられた大きな愛しさを感じて、安心して微笑むことが出来た。

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