鎖に繋がれた月姫は自分だけに跪く竜騎士団長に焦がれてやまない
「とても、頷きにくい質問ではあるが……オデットから見て俺がそう見えるとすれば、多分そうなんだろう。俺は、努力はした。それだけは確かだ。だが、それは俺だけが知っていれば良い。俺一人だけが、だからこそ今自分が様々な物を手に出来ているとわかっていればそれで良い。それこそが大事なんだ。いつどんな嵐が来たとしても、自分の心を支えてくれるだろう」
「こんな私にも……何か、出来るようになるでしょうか」
月魔法を使うことが出来る以外何も持たないオデットは、キースの横に並び立てるような確たる何かが欲しかった。
確かに月の女神の加護を得ているのは、人類でも稀なことだ。ただ、その何の努力もなく手に入れた幸運だけで、これからも生きていくなんて絶対に嫌だから。
「オデットは、なんだって出来る。自分さえ諦めなければ、どんな場所にも手が届くさ」
「……月にも?」
オデットはぽつりと溢した言葉に、キースは驚きに大きく目を開き言った。
「それは流石に俺にも、わからないが。でも、なんで月なんだ?」
「こんな私にも……何か、出来るようになるでしょうか」
月魔法を使うことが出来る以外何も持たないオデットは、キースの横に並び立てるような確たる何かが欲しかった。
確かに月の女神の加護を得ているのは、人類でも稀なことだ。ただ、その何の努力もなく手に入れた幸運だけで、これからも生きていくなんて絶対に嫌だから。
「オデットは、なんだって出来る。自分さえ諦めなければ、どんな場所にも手が届くさ」
「……月にも?」
オデットはぽつりと溢した言葉に、キースは驚きに大きく目を開き言った。
「それは流石に俺にも、わからないが。でも、なんで月なんだ?」