鎖に繋がれた月姫は自分だけに跪く竜騎士団長に焦がれてやまない
「はっ……はあ……最高。オデット、いつもと、違う場所でやるのって……興奮するな?」

 オデットはふらふらしたままで、彼の言葉に言葉を出せずに何度か頷いた。

「風呂も良いが……続きはどこか、変わった場所でやってみるか」

「っ……変わった……場所?」

 背後から抱き寄せられていたオデットが、ふらつきつつ彼を振り向けば、キースの欲に塗れた美しい紫の目が見えた。

< 245 / 272 >

この作品をシェア

pagetop