まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
011 急停止
「透子さん……まず人狼たちは、女性をすごく大事に扱います。数が少ないこともありますが、か弱く守らねばならない存在なので」
理人さんは、赤くなった顔のまま彼らからすれば、とんでもない事を言った私にそう言った。
「ですから、そういうこと……交尾を録画したものを観てどうこうするなんて、聞いたことはありません。もちろん、記憶媒体はありますので夫婦などで個人的には楽しむためのものはあると思うんですが……公的に売買されるというのは、聞いたことがありません。非公式だとしても、商品としてそんな物を扱った者は、厳しく罰せられるでしょう」
自分の住んでいた世界との常識のあまりの違いに、私はすごく驚いてしまった。触れている事が事だけに仕方ないけれど、理人さんもとっても言い難そうだ。なんだか、申し訳なくなってしまう。
「そうだったんですね……理人さんに、変なことを言わせてしまって本当にごめんなさい。私の世界とはあまりに常識が違うから……なんだか、驚いてしまって」
理人さんは、赤くなった顔のまま彼らからすれば、とんでもない事を言った私にそう言った。
「ですから、そういうこと……交尾を録画したものを観てどうこうするなんて、聞いたことはありません。もちろん、記憶媒体はありますので夫婦などで個人的には楽しむためのものはあると思うんですが……公的に売買されるというのは、聞いたことがありません。非公式だとしても、商品としてそんな物を扱った者は、厳しく罰せられるでしょう」
自分の住んでいた世界との常識のあまりの違いに、私はすごく驚いてしまった。触れている事が事だけに仕方ないけれど、理人さんもとっても言い難そうだ。なんだか、申し訳なくなってしまう。
「そうだったんですね……理人さんに、変なことを言わせてしまって本当にごめんなさい。私の世界とはあまりに常識が違うから……なんだか、驚いてしまって」