―ホストの恋―
俺に付いた子は、根っからのホスト好きだった。

すぐに番号を教えられメアドも交換。

「今日、店終わったら友達連れて行くから」

と約束した。


その日の3時過ぎ。

本当に友達を連れて来た。


ノリも良く、シャンパンも卸してくれた。

その時。

~♪♪~

俺の電話が鳴った。

着信音は美咲専用に設定してもらった定番のラブソング。

「ちょっと失礼します」

席を外して電話に出る。

『智?』

「ん?」

『さっき帰って来たけど…眠いから先に寝てるね…?』

よっぽど眠いのか上手く話せていない。

「わかった。ちゃんと鍵閉めときや?」

『…はい…おやすみ…』

「おやすみ。」


電話を切って店に戻った。

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