最強総長の愛するボディガード


「俺、心羽ちゃんのことが好き。友達としてじゃなくて、一人の女の子として。だから、結婚を前提に俺と付き合ってください」
「っ……え……?」



突然すぎて、頭が追いつかない私。



蒼凰さんが……私のことを好き?
私は夢を見てるの?



でも蒼凰さんの熱い視線が言ってくる。
これは現実だと。



「突然のことで驚いたよね、でも本気だよ。ここ最近心羽ちゃんを避けていたのも、彰人と一緒にいる心羽ちゃんが気に入らなくて、八つ当たりみたいな感じだったんだ。ほんとガキだよ」



いつの間にか気まずく無くなっていて忘れていたけど、確かにこの一週間、避けていたのは私だけでなく蒼凰さんもだ。
それに電話越しの蒼凰さんの声が怒っているように聞こえたのもやっぱり本当で、



彰人に嫉妬したの……?
蒼凰さんが?
じゃあ本気っていうのは、嘘じゃない……?



そう気がついた瞬間、私は気持ちが溢れ出てしまい、無意識のうちに呟いていた。

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