最強総長の愛するボディガード

再会




心羽side



私が怪我を負ってから、そして蒼凰さんと付き合ってから三ヶ月が経過した土曜日。
怪我は完治して、蒼凰さんも敵に襲われることなくこの三ヶ月を過ごし、晴れた気持ちで再スタート……
とはいかなかった。
その理由は三つある。
一つ目は、彰人との距離感が掴めないからだ。
三ヶ月前、蒼凰さんと付き合った翌日。
外出を控えないといけなくて蓮見家から出られない私のために、彰人はわざわざ家へお見舞いに来てくれていた。
その時だ。
他愛のない会話を交わして笑っていただけなのに、彰人は突然、



「……お前、蒼凰と付き合ったのか」



と、私と蒼凰さんの間に起きた変化を見破ったのだ。
不思議に思いなぜ分かったのかと尋ねると、彰人は



「前にも言っただろ?顔見りゃわかるって。それに俺、お前のことすげぇ好きだから」



と変わらぬ声のトーンで言った。



「えっ、と……好きっていうのは、友達としての」
「違う。一人の異性として、お前が好きだ」
「っ……」

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