最強総長の愛するボディガード
そして口を割ったBtの一人によると、今回の件は豹羅の頼みで行ったものだという。
豹羅は最近、この界隈で“姫”と呼ばれる人の存在を公表したばかりらしく。
ちなみに姫とは、それぞれの族内でなるべく立場が上の人の彼女のことで、その姫が敵にやられると、族全体の敗北を意味するほど重要な立場なんだとか。
その姫の存在を公表するなんて、豹羅は何を企んでいるのか。
それが分からない限り、これからはより一層豹羅に注意していかなければならないのだ。
そして三つ目はというと……
するとその時、今私がいる1005の部屋のインターフォンが鳴る。
丁度三つ目の理由がやってきたようだ。
私が玄関まで迎えに行くと、そこには。
「お久しぶりです、心さん」
「心羽ちゃん!久しぶり〜っ!」
三ヶ月前ぶりに見る、心さんの姿が。
左手に何かが入ったビニール袋を持ちながら、笑顔で私に抱きついてきた。
あれ……心さんは私のことを邪魔だって思ってるんじゃないの?
なのにこんなに笑顔で、距離近くて……私の気のせい?
でも確かに、心さんは私のことが邪魔だと言っていた。
蒼凰さんは私のモノだとも。
だから心さんの行動の理由が分からなくて、私は内心戸惑う。
そんな私に気づいたのか、心さんは私の手をギュッと握ってとても申し訳なさそうな顔をする。
そして、
豹羅は最近、この界隈で“姫”と呼ばれる人の存在を公表したばかりらしく。
ちなみに姫とは、それぞれの族内でなるべく立場が上の人の彼女のことで、その姫が敵にやられると、族全体の敗北を意味するほど重要な立場なんだとか。
その姫の存在を公表するなんて、豹羅は何を企んでいるのか。
それが分からない限り、これからはより一層豹羅に注意していかなければならないのだ。
そして三つ目はというと……
するとその時、今私がいる1005の部屋のインターフォンが鳴る。
丁度三つ目の理由がやってきたようだ。
私が玄関まで迎えに行くと、そこには。
「お久しぶりです、心さん」
「心羽ちゃん!久しぶり〜っ!」
三ヶ月前ぶりに見る、心さんの姿が。
左手に何かが入ったビニール袋を持ちながら、笑顔で私に抱きついてきた。
あれ……心さんは私のことを邪魔だって思ってるんじゃないの?
なのにこんなに笑顔で、距離近くて……私の気のせい?
でも確かに、心さんは私のことが邪魔だと言っていた。
蒼凰さんは私のモノだとも。
だから心さんの行動の理由が分からなくて、私は内心戸惑う。
そんな私に気づいたのか、心さんは私の手をギュッと握ってとても申し訳なさそうな顔をする。
そして、