最強総長の愛するボディガード
「心羽ちゃん顔が怖いよ〜って、あれ?縄解けてるね?」
その笑顔の裏側にある薄暗い感情を、私は知ってしまった。
だからここから先は、心さんが傷ついてしまうような手段も場合によっては厭わない。
そういう心意気で、彼女をじっと見つめる。
「まぁいっか!ここから出るのはむずかしいと思うしっ」
「……?」
やっぱり外から塞がれでもしていたのかと思ったら、そうではなかったみたいで。
合計五つの出入り口が一斉に開き、それぞれの場所からガタイのいい男が十人くらいずつ入ってきたのだ。
つまり全員で五十人ほど。
私はその人たちに囲まれる形になる。
こんなに大人数の人をどこから集めてきたのか不思議に思っていると、声に出して聞いたわけでもないのに心さんはご丁寧に教えてくれた。
「この人たちはね、豹羅っていう暴走族に入ってるの」
「……!」
えっ……?
この人たちが、蒼凰さんが言ってた豹羅なの?
っていうことは、もしかして……
「私が心羽ちゃんに初めて会った日のすぐ後、暴走族に襲われたでしょ?あれ、私がやったの」
やっぱり……!
まさかこんな近くに首謀者がいたなんて……
でも……っ
その笑顔の裏側にある薄暗い感情を、私は知ってしまった。
だからここから先は、心さんが傷ついてしまうような手段も場合によっては厭わない。
そういう心意気で、彼女をじっと見つめる。
「まぁいっか!ここから出るのはむずかしいと思うしっ」
「……?」
やっぱり外から塞がれでもしていたのかと思ったら、そうではなかったみたいで。
合計五つの出入り口が一斉に開き、それぞれの場所からガタイのいい男が十人くらいずつ入ってきたのだ。
つまり全員で五十人ほど。
私はその人たちに囲まれる形になる。
こんなに大人数の人をどこから集めてきたのか不思議に思っていると、声に出して聞いたわけでもないのに心さんはご丁寧に教えてくれた。
「この人たちはね、豹羅っていう暴走族に入ってるの」
「……!」
えっ……?
この人たちが、蒼凰さんが言ってた豹羅なの?
っていうことは、もしかして……
「私が心羽ちゃんに初めて会った日のすぐ後、暴走族に襲われたでしょ?あれ、私がやったの」
やっぱり……!
まさかこんな近くに首謀者がいたなんて……
でも……っ