最強総長の愛するボディガード


今、昏って言った……?
それにこの聞き覚えのある声、まさか……っ



その次の瞬間。



「心羽ちゃんっ!!」
「心羽!!」
「ちょっと〜!飴奈たちの心羽ちゃん傷つけないでよ!」
「心羽ちゃん傷つけようとしたんだ、覚悟は出来てるよね?」
「……ん?あれって心よね?」
「マジだな……じゃあこれは、心が企てたことなのか?」



と、昏のみんなが駆け込んできたのだ。



「!蒼凰さ……っ」



よかった、蒼凰さんは無事だ……!



そう思った、瞬間。



パアンッ!



と、耳を(つんざ)くような大きな音が、体育館に響き渡った。
昏のみんなの表情が絶望へと変わっていき、私の体はバランスを崩す。

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