最強総長の愛するボディガード
あまりにも話を聞かない三人に、私はイラッときて。
っ……だからぁ、
「あの!私!本当に大丈夫なんです!」
「「「……え……?」」」
三人の声が見事にハモる。
「私、今中に防弾チョッキ着てるんです。だから衝撃はあったものの、無傷で……わっ」
私は蒼凰さんに抱きしめられて、思わず驚きの声を上げる。
「良かった……っ」
蒼凰さん、手、震えてる……
私は蒼凰さんを抱きしめ返す。
「心配かけて、ごめんなさい……彰人も、結斗さんも。でも、私は大丈夫ですっ」
「っ……マジ、やめろ……っ」
「確かに驚いたけど……心羽ちゃんが無事なら良かったよ」
「本当に、ご迷惑おかけしました……」