最強総長の愛するボディガード
「初めまして!蒼凰さんのボディガードを務めることになった、涼宮!心羽と申します!よろしくお願いいたします!」
これでもかというほど大きな声で挨拶をし、頭を下げる。
ちゃんと声は届いたのか、いい反応をもらえるのか、不安でいっぱいだったけど、聞こえてきたのはとても優しい言葉で。
「心羽ちゃ〜ん!よろしくね〜!」
「蒼凰さんのこと頼んだぞ〜!」
「仲良くしてね〜!」
「!……ありがとうございます!」
みんなが私と友達になってくれたら嬉しいな……なんて。
たくさんのお肉を食べてバーベキューを満喫し、昏の人達と仲を深めた後、私たちは全員でお片付けを始めた。
紙皿とか割り箸とか……燃えるゴミを集めようかな。
何か大きい袋とかあったら集めやすいんだけど……
あっ、羽鳥さんに聞いてみよう!
羽鳥さんの元へ行くと、どうやら残った食材を集めているらしかった。
「羽鳥さん!燃えるゴミ集めたいんですけど、大きなビニール袋とかってありますか?」
「あのパラソルの下にあるよ。片付け手伝ってくれてありがとう、助かるよ」