最強総長の愛するボディガード
良かった……食欲はありそう。
「ではお粥を作って持ってきますね。あとカードキーもお借りします」
そう言って私は寝室を出る。
とは言ったものの、材料があるのかどうか……
冷蔵庫は……
試しに開けてみるけど、中には調味料しかない。
どうしたものか。
頭を悩ませていると、ふと昨日のバーベキューを思い出して。
そういえば、昨日結斗さんが集めてたバーベキューの残り物、十階のお部屋の冷蔵庫に片付けてたような!
それにあのお部屋の炊飯器になら炊けてるお米も残っているはずだし……よしっ!
お粥を作ることが出来ると確信した私は、早速お粥作りに取り掛かるため、猛スピードで十階のお部屋へと向かった。
到着し確認してみるとこのお部屋は1005らしく、忘れないように記憶してから中へ入る。
そして冷蔵庫を開けると、案の定そこには野菜やお肉、卵まであった。
たくさん材料があるけど、使うのは卵だけでいいかな。