来る日も来る日もXをして
席に戻ると美彩ちゃんは既に退室しているようだった。急いで行かないとと思っていると片付けたデスクの上に何かが置かれているのに気づく。
「!!」
それは四つ葉のクローバーだった。
───これ、もしかして東雲くんが・・・!?
東雲くんは今日ももちろん退社済みだ。むしろあの後戻ってきたのかも定かではない。エレベーターの中で『四つ葉のクローバー見つけてくれたの?』と個人メッセージを送るものの既読にはならなかった。
───東雲くんが見つけてくれたとして、受け取ってしまったから、また何か要求されるんだろうか・・・本当、何考えてるんだかわからない・・・。
エレベーターが一階に着くと、美彩ちゃんが『菘先輩!どこにいらしたんですか?』と駆け寄ってきた。今はとにかく彼女の相談を聞こう、そう思い直してロビーに出た。
「!!」
それは四つ葉のクローバーだった。
───これ、もしかして東雲くんが・・・!?
東雲くんは今日ももちろん退社済みだ。むしろあの後戻ってきたのかも定かではない。エレベーターの中で『四つ葉のクローバー見つけてくれたの?』と個人メッセージを送るものの既読にはならなかった。
───東雲くんが見つけてくれたとして、受け取ってしまったから、また何か要求されるんだろうか・・・本当、何考えてるんだかわからない・・・。
エレベーターが一階に着くと、美彩ちゃんが『菘先輩!どこにいらしたんですか?』と駆け寄ってきた。今はとにかく彼女の相談を聞こう、そう思い直してロビーに出た。