来る日も来る日もXをして
「えっ・・・。」
「その本は手書きで、本というより日記みたいなんだ。文字もかすれている上、現地の昔の言葉で書かれていて、読解するのはなかなか大変だ。結構な値段で売られていて、古本屋で聞いてもネットで調べても書かれた年や作者もわからない。」
「どうしたら戻れるのか全くわからないってことですね・・・。」
「決められた回数があってそれをこなせばいいのか、特定の条件のキスをすればいいのか・・・もしかしたら一生このままなのかもしれない。」
「そんな・・・でも、もしも、もしもですよ?ずっとこのままだったとしたら、先輩が退職するまで毎日キスを続けて、もう仕事に行くわけじゃないからキスを辞めたら、先輩はずっと子どもとして生きるってことですか?それとも先輩が歳を重ねていたら、子どもではなく、65歳なのに45歳になるってことなのかな?もしくは子どもになって、そこから成長する?」
「どうなんだろうな・・・。」
将来のことを考えてみてハッとした。私は歳を重ねた先輩と自分がキスをするところを想像してしまったけれど、先輩のキスの相手がいつまで私なのかはわからない。
これから先輩に好きな人が出来て付き合うことになったら、その人にこの事を話して毎日キスをして、結婚して毎日キスをして、子どもが生まれて毎日キスをして・・・。
───当たり前だけど私は期間限定、仮なんだよね。
そう思ったら心の奥に木枯らしが吹いたように感じてしまって焦る。
「その本は手書きで、本というより日記みたいなんだ。文字もかすれている上、現地の昔の言葉で書かれていて、読解するのはなかなか大変だ。結構な値段で売られていて、古本屋で聞いてもネットで調べても書かれた年や作者もわからない。」
「どうしたら戻れるのか全くわからないってことですね・・・。」
「決められた回数があってそれをこなせばいいのか、特定の条件のキスをすればいいのか・・・もしかしたら一生このままなのかもしれない。」
「そんな・・・でも、もしも、もしもですよ?ずっとこのままだったとしたら、先輩が退職するまで毎日キスを続けて、もう仕事に行くわけじゃないからキスを辞めたら、先輩はずっと子どもとして生きるってことですか?それとも先輩が歳を重ねていたら、子どもではなく、65歳なのに45歳になるってことなのかな?もしくは子どもになって、そこから成長する?」
「どうなんだろうな・・・。」
将来のことを考えてみてハッとした。私は歳を重ねた先輩と自分がキスをするところを想像してしまったけれど、先輩のキスの相手がいつまで私なのかはわからない。
これから先輩に好きな人が出来て付き合うことになったら、その人にこの事を話して毎日キスをして、結婚して毎日キスをして、子どもが生まれて毎日キスをして・・・。
───当たり前だけど私は期間限定、仮なんだよね。
そう思ったら心の奥に木枯らしが吹いたように感じてしまって焦る。