来る日も来る日もXをして
「ねぇ、そこのハンサムなお兄さーんっ!私達美女軍団の写真撮ってくれない!?」

「やぁ~だぁ~!おばちゃんのくせにぃ~!」

「むしろおばあちゃんよぉ~。」

「何言ってるのよぉ!気持ちは永遠の17歳。セブンチーンよっ!」

「ぎゃ~っははは!」

ビクッとして建物内を見るとおばさまグループが明日先輩に熱い視線を送っている。どうやら私は目に入っていないようだ。

「はい、いいですよ。そっち行きますね。」

先輩は建物に入ると、おばさま達のガラケー一台一台で撮影をしていた。

「ありがとぉ~。ねぇ、お兄さんも一緒に撮らない?」

「いえ、自分は・・・。」

「いいじゃない!撮りましょうよ!」

「ハンサムと一緒に写真写ったら、若いエキスをもらえそうな気がするわ~。」

「ちょっとそこのあなた!突っ立ってないで早く来て写真撮って!」

「え、私ですか?」

「そうよ!ボサーッとしてないで早く!さっきお化粧直したところなの。早くしないとテカってきちゃうわ!」

「はい・・・。」

どうやら私のことも見えていたらしい。

「お兄さ~ん、真ん中に来てぇ!」

「腕組んじゃおうかしら。」

「あらずるい!私も!」

「撮りますよ~?」

「綺麗に撮ってよね!」

「はい、チーズ。」

「もう一枚!」

「今度は私がお兄さんの隣よ!」

「駄目よ!私今目をつぶっちゃったもの!」

写真撮影はしばらく続いた。
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