砂嵐のいたずら
「ねぇチャールズ、これは、あなたの宿命…あなたは世界平和のために選ばれた人間なのよ。
私達が生きている間に平和は訪れないかもしれない。
でも、あなたが今、やっていることは、未来の平和の布石にきっとなるから…
だから、自分を信じて…」
チャールズは小さく頷くと、目を閉じて私の胸に顔を埋めた。
神様…
どうかチャールズの傷ついた心を癒してあげてください。
もうこれ以上、傷つけないでください。
心からそう願った。