別冊・ダブルブルー
「…結婚してから、太ったんです…」


そんな私の小さな声の申告、に。


…ちょ!…青さ…ッ?!


思わず悲鳴が漏れたのは、急に青さんが私の着ているシャツの裾に手を掛けたから。


そのまま、シャツをまくりあげられそうになって、慌てて青さんの手を押さえた。


「見せて?」


「イヤです」


いやいや、ってか一昨日も見たし。


暗い中だったら誤魔化せても、こんな明るいとこじゃ無理です!無理ッ!!


うるさーい!これはオレの特権なんじゃ!


有無を言わさず、まくられた私のシャツ。


「どこが、どこがじゃー?!」


言いながら、私のお腹をくすぐりだした青さん。


「…ちょ…青さん!やめてー!くすぐったい…ッ!」





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