別冊・ダブルブルー
「そんでもって、その髪型。お団子なのも、大変よろしい」


うん。うん。自分のコトバに満足そうに頷いている青さん。


しばらく、そのまま私を見つめてくれる。


「胸元が、ちょっと寂しいかもねぇ」


シンプルな形のワンピース。


髪型もお団子にしたから、余計に胸元が寂しく感じたのかも知れない。


青さんの、そんなコトバに、


「そうですか?」


胸元に手をやりながら、青さんに問いかけた。






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