別冊・ダブルブルー
…いや、こんなの誰も見てない…ッ!?


じゃあ、どうしてここから手が入るのかな?


リボンの隙間から入って来た青さんの手のひらが、気持ちが良すぎて、思わず低く、声が漏れる。


ほら、どーすんの?どーしてくれんの?


そんな青さんのささやき声は、麻薬、だと、思う。


…どう、してくれるんです…か…?


やっとのことで返したら、


それは、蒼ちゃんの態度にもよるなぁ。


イジワルにも見える、青さんのくちびる。


「ほら、はい。ばんざーい、して?」


そんなイジワルな声音に、抗う術を知らないのは、青さんの愛を余さずにすべて、受け止めたい私。











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