別冊・ダブルブルー
私の手をゆるく握った青さんは、そのまま私を引き寄せた。


重なりあった、てのひらとカラダのゆるやかな熱。


ふわり、と抱き締められたら、お揃いの柔軟剤が薫った。


ぴたり、と合わさった心臓の音と呼吸が幸福感を連れてくる。


「んー、シアワセ、ですなぁ」


青さんのそんなコトバが、なおさら嬉しい。


応えるように、青さんにぎゅっと抱きついたら、もれなく抱き締め返してくれる、シアワセ。


ふふふ。


ふふふ。


抱き締めあったまま、笑いあう。









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