鬼上司は秘密の許嫁?!溺愛されるなんて聞いてません
「食いながら聞け」

「いいですか?それじゃぁ、いただきます」

部長に言われて、手を合わせて挨拶した私はフォークにパスタを絡めて遠慮なく口へ運んだ。

「おいしい~」

お腹が空きすぎていたせいで、思わず出た声にヤバいかな?と見ると、部長にジッと見つめられていてドキッとしてしまう。

からかわれるかと思ったけど、そんな心配はなかった。

「…良かったな」

や、優しい?

急に優しい言葉に驚く私から気まずそうにして視線を外すと、部長はコップに注がれていた水をグッと飲むと「話を戻すぞ」と、元の渋い表情を浮かべた。

「本店の売り上げがよくないというのは本社では早くから把握済みだった。本当なら不採算店舗を潰して、なんなら本店も閉鎖させて本社へ機能移転も考えたが…歴史ある本店を失くしてしまうのはどうなのか、と反対意見が多く出てな。そういうわけで、立て直しのために俺がここへ来た」

「そうなんですか…」

本店の末端社員の私なんて想像もつかない事が日々本社では起こっているんだな。
簡単に部長は立て直しなんて言ってるけど、難しいことにかわりないよね。
それにしても本社の立派なエリート部長様が、不採算店舗へわざわざ来るなんて。
本店で辣腕奮うなら分かるけど、なんで直接店舗に?
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